Michelin Guide Ceremony 2 分 2026年1月9日

サウジアラビア初のセレクションを発表

ミシュランガイドに初めて追加された、サウジアラビアのレストランを紹介します。

ミシュランガイドはサウジアラビア初となるセレクションが公開しました。ミシュランガイドの専用プラットフォームを通じ、2025年10月から12月にかけて3段階でデジタル公開されたもので、同国におけるレストラン評価の新たな枠組みを示しています。

「ミシュランガイドサウジアラビア2026」のセレクションは、リヤドジェッダアルウラにまたがる計52軒のレストランで構成され、うち11軒がビブグルマン、41軒がセレクテッドに選出されました。

詳細を見る:サウジアラビア初のセレクションを一覧で
(英語ページに遷移します)


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ミシュランガイド・インターナショナルディレクター、グウェンダル・プレネックは次のように述べています。「サウジアラビアは、伝統とグローバルな創造性が交差する食の目的地として、急速に存在感を高めています。ミシュランのインスペクターは、歴史に根差した素朴な村の家屋から、現代的なデザインを称える洗練された空間まで、さまざまな場所で食事を重ねてきました。サウジの食卓には、基層となる味わいに、レバント地方の温かみ、ペルー料理の影響、そして国際的な洗練さが重なり合い、多彩な要素が見られます。こうした多様性は、自国の文化に誇りを持ちながらも、世界に開かれた国の姿を映し出しています。サウジアラビアは、食のアイデンティティを守るだけでなく、その先にある食文化の未来を形づくろうとしています。」

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ビブグルマンとして掲載された「タミーサ(Tameesa)」のムタバク。フレッシュな青唐辛子を添えて提供されます © Mansour Abdullah AlJaafari/Michelin
ビブグルマンとして掲載された「タミーサ(Tameesa)」のムタバク。フレッシュな青唐辛子を添えて提供されます © Mansour Abdullah AlJaafari/Michelin

リヤド(Riyadh)

サウジアラビアの首都リヤドは、ユネスコ世界遺産に登録されたディリーヤから、最先端の都市開発に至るまで、伝統と現代性が交差する都市です。食の風景にもその融合が表れ、国際的な味覚と、地域に根付いたもてなしが共存しています。国が掲げる「ビジョン2030(経済と社会の多角化を目指す国家戦略)」のもと、都市の姿は変化を続けています。

7軒のビブグルマン

  1. Em Sherif Café - 家族経営のレバノン料理のカフェ。色彩豊かな内装の空間で、シェアしやすい分量の料理が提供されます。デザートでは、ライスプディングの一種「リズ・ビ・ハリーブ(riz bi halib)」も見逃せません。
  2. Fi Glbak - ヒシャム・バエシェン シェフによる初のレストラン。サウジアラビア5地域の要素を取り入れた料理を、シェアしながら楽しむスタイルが特徴です。天井から吊るされた木の幹が目を引く空間で、食事の締めくくりにクナーファ(kunafa:細い生地にチーズやシロップを合わせた中東の伝統的なデザート)が登場します。
  3. KAYZŌ - 洗練された内装とオープンキッチンを備えた空間。取り分けやすいスタイルで提供される日本料理は、ノンアルコールカクテルと組み合わせて楽しまれています。
  4. Mirzam - キング・アブドゥッラー金融地区の近くに位置するレストラン。サウジアラビア各地の食文化に着想を得た料理を、シェアしやすい分量で提供しています。朝食の時間帯にも対応しています。
  5. Najd Village - ナジュド地方の伝統様式を取り入れた内装のレストラン。「ソフラ」や「ヴィレッジ・トリップ」といったメニューを通じて、伝統料理と焼きたてのパンが提供されます。
  6. Sasani - 市中心部から少し離れた場所にあるレストラン。炭火焼きのケバブや煮込み料理など、ペルシャ料理に着想を得た料理をシェアプレートで提供しています。
  7. Tameesa - 朝食店にとどまらない、ヒジャーズ地方のスタイルを取り入れた食堂。そら豆を煮込んだ料理のフール(foul)、焼きナスを使ったディップのムタッバル(moutabbal)、具材を包んで焼き上げるムタバク(mutabbaq)などを、タンドール窯で焼いたパンとともに提供されます。

リヤドでは、26軒のレストランがセレクテッドとして新たに掲載されています

ビブグルマン「ザ・ラッキー・ラマ(The Lucky Llama)」のエビ餃子。甘辛いディップソースで提供されます。© Mohammad Eskandarani/Lucky Llama
ビブグルマン「ザ・ラッキー・ラマ(The Lucky Llama)」のエビ餃子。甘辛いディップソースで提供されます。© Mohammad Eskandarani/Lucky Llama

ジェッダ(Jeddah)

紅海沿岸に位置するジェッダは、豊かな歴史と急速な都市開発が共存する都市です。
活気ある魚市場では紅海の海産物が並び、自然な味わいを生かした料理を提供するレストランも見られます。気軽に楽しめるストリートフードから洗練されたダイニングまで選択肢は幅広く、さまざまな価格帯で食事を楽しめる街として、多くの人を惹きつけています。

2軒のビブグルマン

  1. Samia's Dish - 洗練された内装の空間で、サウジアラビアの伝統的な味わいを提供しています。
    ハチミツをかけた肉入りのブリック(薄い生地で具材を包み、揚げ焼きにするヒジャーズ地方の定番料理)など、郷土色のある料理を、手頃な価格帯で楽しめます。
  2. The Lucky Llama - ペルーと日本、それぞれの要素を取り入れた料理を提供するレストラン。創意を凝らしたメニューと、特徴的な内装が見られます。

ジェッダでは、12軒のレストランがセレクテッドに追加されました。

ビブグルマンとして掲載された「Joontos」のレモンタルト。レモンゼスト(皮を細かく削ったもの)をあしらって提供されます。© Joontos
ビブグルマンとして掲載された「Joontos」のレモンタルト。レモンゼスト(皮を細かく削ったもの)をあしらって提供されます。© Joontos

アルウラ(AlUla)

アルウラは、何世紀にもわたる歴史と文化交流の痕跡を今に伝える土地です。近年は、そうした背景を大切にしながら、新たな取り組みも加わり、訪れる人の関心を集めています。

食の分野でもその変化が感じられます。遺跡群に隣接するワディ・アシャールでは、自然環境と調和したラグジュアリーなダイニングが展開される一方、旧市街には昔ながらの雰囲気を残す店も見られます。サウジアラビアの定番料理や地域に根付いた味が、国際的な感覚を取り入れながら提供されています。

2軒のビブグルマン

  1. Joontos - 旧市街の印象的な建築に囲まれた空間で、スペインの要素を取り入れたダイニングを展開しています。レバント地方のメゼ(小皿料理)とイベリア風タパスを組み合わせ、オアシスで育まれた果物や野菜を使ったメイン料理が提供されます。
  2. Tofareya - アルウラの要塞の麓にある村家屋を活用した店舗で、地元で親しまれてきたサウジアラビア料理を提供しています。アルウラ産オレンジを用いたカブサ(kabsa:スパイスで炊き込んだ米料理)や、伝統的なデザート「ウンム・アリ(Omm Ali:パンやパイ生地を使った温かいデザート)」などが並びます。

アルウラでは、3軒のレストランがセレクテッドに追加されました。


ミシュランガイドでは、レストランのセレクションに加え、ホテルセレクションも展開しています。掲載されている世界各地の個性ある宿泊施設は、専門チームによって「建築とインテリアデザイン、サービスの質と一貫性、施設の個性や独自性、価格に見合う価値、そしてその土地ならではの体験を提供しているか」といった観点から選定されており、いずれもミシュランガイドのウェブサイトおよびアプリから無料で閲覧でき、予約することもできます。

Illustration image © Meez/Meez

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